連載コラム

2017/8/23FREE

夢を語ることが許されない世の中(20歳・Kさん)

少女から大人たちへのメッセージ 第26回

バカなフリして生きるのやめた

女子高校生サポートセンターColabo

私は、母の再婚相手である父親から、殴る蹴るの暴力を受けていた。
けどそれよりも、言われた言葉のほうが辛かった。あざやけがは治るけど、心の傷は深く残る。

例えばこんな言葉があった。

勉強しようとすると……
「勉強なんてしないでバカはバカらしく役立つことしろ」
習いごとしたいといえば……
「お前には絶対無理。金の無駄だから」
朝にゴミを捨て忘れたときには……
「なんでこんな簡単なこともできないんだ。使えないな。お前は、社会のゴミだ」とゴミを投げつけられる。

「早く死ね。お前が死ねば300万円入るから」
時には、生きていることも否定された。

すべてにおいて否定され続けた人生。
生きている価値なんてないと思った。

家庭だけじゃない。
学校や児童養護施設で、将来の夢を語ると「現実をみて?」と一言。ここでも否定される。

なんで、こんなに否定するの?
やってみないと分からないのに……。

目指そうとしているものが、本当にかなうかどうかなんて分からない。

それでも、やることに価値がある。

次の世代で、目標があって目指している人がいたら、やりたいことを応援して、手を差しのべる。そんな大人になりたい。

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一般社団法人

女子高校生サポートセンターColabo

性的搾取されやすい女子中高生を中心に、10代少女の自立支援を目的とした非営利団体。2011年5月創設、13年に一般社団法人化された。代表理事は仁藤夢乃。主な活動として夜間巡回・相談事業、食事提供支援、自助グループ運営、啓発・研修事業などを掲げている。

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