不偏不党
(ふへんふとう)
どの党派、どの主義にもかたよらないこと。公平な観点をもっていること。第三者的立場に立ち、常に公平で中立であること。
『呂氏春秋(りょししゅんじゅう)―士容論・士容』に、「士不レ偏不レ党、柔而堅、虚而実」とある。
〔例〕「新聞は不偏不党の立場を貫いてこそ、公平な報道が保たれるのである」などのように使う。
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我が心秤の如し
(わがこころはかりのごとし)
公平無私の心にたとえていう。
〔出〕楊升庵文集(ようしょうあんぶんしゅう)によるとされるが不詳
〔会〕「高校生にもなってするけんかだ、よほどの理由があるんだろう。先生が聞いてやる。正直に話せ、我が心秤(はかり)の如(ごと)しだ」「先生のえこひいきが原因です」
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付かず離れず
(つかずはなれず)
深くかかわりもせず、そうかといって離れすぎもせず、程よい状態・関係を保つさま。どちらにも偏らない中立的な立場に立つさま。不即不離。「ご近所とは付かず離れずの交際をするのがいちばんよいようだ」
〔語源〕付きすぎもせず、離れすぎもしない意から。
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