イミダスの本
『ブラックバイトに騙されるな!』
四六判ソフトカバー 208ページ
定価 本体1,200円+税
ISBN978-4-420-31075-8
2016年7月5日(火)発売!
長時間労働に無理なシフト、罰金、売り上げノルマ、果ては自爆営業の強要まで――。
まだ社会経験の浅い学生を都合のいい労働力として、過酷な条件で働かせる「ブラックバイト」。その問題点を浮き彫りにし、解決策までを提示する。
ブラックバイトの巧妙な手口とは? やめたくてもやめられないバイトから抜け出す方法、身を守る方法とは? 困っている本人に仲間・友人、大人たちは何ができるのか?
学生たちから直接相談を受け、早くからブラックバイトの問題提起を行ってきた第一人者による決定版!本書の目次
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はじめに
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1章 ブラックバイトってなんだ?
◆これが本当に学生アルバイトの実態なのか?
◆学生アルバイトの全国調査からわかったこと
◆事例集 これがブラックバイトだ! ほか
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2章 昔とまったく違う現代のバイト事情
◆辞めたら大学生活を続けられない学生たち
◆そんなことまでアルバイトにやらせるのか!?
◆短時間で稼げるバイトを求め風俗店に入る学生も ほか
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3章 働くことを義務づけられた学生たち
◆アルバイトしてでも大学進学を選ぶワケ
◆もはや親元からの学費援助には頼れない
◆親が子に勉強より「稼ぎ=アルバイト」を期待
◆レジャーランドからワーキングプアランドへ ほか
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4章 なぜ学生たちは進んで劣悪な職場にはまり込むのか
◆アルバイト応募での「バイ活」問題とは?
◆ブラックバイトとブラック部活との関連性
◆「バイトリーダー」「時間帯責任者」というやりがい?
◆「連勤自慢」と「睡眠不足自慢」 ほか
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5章 若者を食いものにする貧困ビジネス
◆非正規雇用に基幹労働を担わせて人件費を削減
◆人件費削減のためなら若者も食いつぶす
◆ブラックバイトは「貧困ビジネス」である
◆事例集 職場への過剰な組み込み手口 ほか
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6章 ブラックバイトは日本社会を壊す!?
◆若者の雇用不安定が再生産不可能社会を生む
◆「仲間」と「時間」を奪い文化の衰退ももたらす
◆社会に出る前の「助走期間」を崩壊させる ほか
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7章 法律のプロが語る対応策はこれだ
◆契約書が持つ効力は思った以上にすごい
◆給料未払いは証拠をそろえて自分で動く
◆賃金は1分単位でもらうことができる
◆アルバイトは有給休暇をもらえるのか? ほか
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8章 学生としての自分をもっと大切に
◆学生である自分を失いたくなければ準備を
◆大人たちにぜひ心得ておいてほしいこと
◆「人が育たない社会」から「人が育つ社会」へ
◆事例集 ブラックバイトからの脱出 ほか
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資料集 ブラックバイトに遭遇したら
◆ブラックバイト度チェック
◆いろいろな相談窓口
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おわりに