[主催]
KADOKAWA、角川文化振興財団
[第1回授賞年]
1994年
[解説]
同時代を生きるすべての読者のために、そして、恐怖を通して人間の光と 闇を描こうとしている才能あふれる書き手のために創設。エンターテインメント性にあふれた新しいホラー小説を求めている。第18回(2011年)までは、長編部門と短編部門に分かれ、それぞれ長編賞と短編賞を授与。それらとは別にもっとも優れた作品に大賞が贈られていたが、第19回(12年)からは、大賞と、一般のモニター審査員によって選ばれる読者賞の2本立てになった。大賞受賞作はKADOKAWAから単行本として、読者賞の受賞作は角川ホラー文庫から、それぞれ刊行される。第1回(1994年)は受賞作なしに終わったが、第2回(95年)に瀬名秀明「パラサイト・イヴ」、第4回(97年)に貴志祐介「黒い家」、第6回(99年)に岩井志麻子「ぼっけえ、きょうてえ」と次々に話題作を送り出し、読者にも広く認知された。
[ジャンル]
小説:未発表、広義のホラー小説
[募集形態]
公募:データ原稿は40字×40行で38~163枚、手書き原稿は400字詰で150~650枚、別に1200字程度の梗概(こうがい)を添付(データ原稿が望ましい。ホームページからの送稿可)。
[結果発表]
例年、11月末の締め切りで、翌年5月の発表。
[賞品賞金]
大賞は賞金500万円、読者賞に賞金はない。
[選考委員]
綾辻行人(作家)、貴志祐介(作家)、宮部みゆき(作家)
[最近の結果]
大賞:受賞作なし(第23回、2016年)、澤村電磁「ぼぎわん」(第22回、2015年)、雪富千晶紀「死咒(しじゅ)の島」(第21回、2014年)、受賞作なし(第20回、2013年)、小杉英了「御役」(第19回、2012年)、受賞作なし(第18回、2011年)、ふりーくかな「あゝ人不着紬(ひときぬつむぎ)」(第17回、2010年)
[主催者HP]
http://www.kadokawa.co.jp/contest/horror/
(2016年10月時点)