[主催]
川端康成記念会
[第1回授賞年]
1974年
[解説]
日本初のノーベル賞作家・川端康成(1899~1972年)の業績を讃え、長く後世に伝えるために設立された財団法人・川端康成記念会が主催する文学賞で、本賞、賞金等はノーベル文学賞の賞金を基金としている。前年度1年間に、文芸誌、総合誌、読物各誌に発表、あるいは単行本として刊行された短編小説が対象。第1回(1974年)の上林暁「ブロンズの首」以来、永井龍男「秋」(第2回、75年)、佐多稲子「時に佇つ(その十一)」(第3回、76年)、水上勉「寺泊」、富岡多恵子「立切れ」(第4回、77年)、和田芳恵「雪女」(第5回、78年)と、すでに評価の定まった作家が受賞することが多かったが、第35回(2009年)の青山七恵「かけら」はデビュー3年目、歴代最年少となる26歳での受賞だった。
[ジャンル]
短編小説
[募集形態]
非公募
[結果発表]
例年、4月の発表。
[賞品賞金]
記念品と副賞として賞金100万円。
[選考委員]
角田光代(作家)、辻原登(作家)、津島佑子(作家、2016年まで)、堀江敏幸(作家)、村田喜代子(作家)
[最近の結果]
山田詠美「生鮮てるてる坊主」(第42回、2016年)、大城立裕「レールの向こう」(第41回、2015年)、戌井昭人「すっぽん心中」(第40回、2014年)、津村記久子「給水塔と亀」(第39回、2013年)、江國香織「犬とハモニカ」(第38回、2012年)、津村節子「異郷」(第37回、2011年)、高樹のぶ子「トモスイ」(第36回、2010年)
[主催者HP]
http://www.shinchosha.co.jp/prizes/kawabatasho/
(2016年10月時点)