[主催]
光文文化財団
[第1回授賞年]
1998年
[解説]
鶴屋南北戯曲賞は、白水社主催の「岸田國士戯曲賞」と並ぶ戯曲を対象とした賞。斬新な発想と大胆な筋書きで江戸庶民の人気を博した四世鶴屋南北(1755~1829年)の名を冠するように、岸田賞に比して大衆的作品を選ぶ傾向があり、文学の世界でいえば芥川賞に対する直木賞的性格を持つとされる。その年に上演された日本語で書かれた新作戯曲を対象に、選考には、朝日新聞、時事通信、日刊スポーツ、日本経済新聞、報知新聞、毎日新聞、読売新聞など新聞各社の現役演劇記者が当たっている。光文文化財団は1996年に光文社創立50周年を記念して発足した光文シエラザード文化財団が改称。鶴屋南北戯曲賞のほか、「日本ミステリー文学大賞」「日本ミステリー文学大賞新人賞」、ミステリー文学資料館の運営、読書振興のための文化事業などを行っている。
[ジャンル]
戯曲脚本:その年に上演された新作戯曲(日本語で書かれたもの)
[募集形態]
非公募
[結果発表]
例年、1月下旬の発表。
[賞品賞金]
正賞としてシエラザード像と、副賞として賞金200万円。
[選考委員]
第19回:山口宏子(朝日新聞)、中村正子(時事通信)、林尚之(日刊スポーツ)、内田洋一(日本経済新聞)、内野小百美(報知新聞)、小玉祥子(毎日新聞)、杉山弘(読売新聞)
[最近の結果]
長田育恵「蜜柑とユウウツ」(第19回、2016年)、桑原裕子「痕跡(あとあと)」(第18回、2015年)、北村想「グッドバイ」(第17回、2014年)、川村毅「4」、東憲司「泳ぐ機関車」(第16回、2013年)、鈴木聡「をんな善哉」(第15回、2012年)、前川知大「プランクトンの踊り場」(第14回、2011年)、小幡欣治「神戸北ホテル」(第13回、2010年)
[主催者HP]
http://www.kobunsha.com/company/scheherazade/gikyoku.html
(2016年10月時点)