[主催]
集英社、一ツ橋綜合財団
[第1回授賞年]
2003年
[解説]
「集英社出版四賞」の一つ。芥川賞作家にして「ベトナム戦記」「オーパ!」など優れたルポルタージュ文学を残した開高健(1930~89年)の業績を顕彰した文学賞。ノンフィクションを対象に、日本語で書かれた未発表または未刊行の作品を募集している。開高健を冠した文学賞には、92年に始まったTBSブリタニカ主催の「開高健賞」があったが、2001年に終了している。主なノンフィクション文学賞としては、ほかに大宅壮一ノンフィクション賞(日本文学振興会)、小学館ノンフィクション大賞(小学館)、講談社ノンフィクション賞(講談社)、新潮ドキュメント賞(新潮文芸振興会)などがある。
[ジャンル]
ノンフィクション
[募集形態]
公募:400字詰で500枚以内、ワープロ原稿は30字×20~40行(400字詰換算枚数を明記)、別に800~1200字の梗概(こうがい)が必要。
[結果発表]
例年、2月末の締め切りで、7月ごろの発表。
[賞品賞金]
正賞の記念品と、副賞として賞金300万円。
[選考委員]
姜尚中(政治学者)、田中優子(法政大学総長)、藤沢周(作家)、茂木健一郎(脳科学者)、森達也(映画監督)
[最近の結果]
工藤律子「マラス」(第14回、2016年)、三浦英之「五色の虹」(第13回、2015年)、田原牧「ジャスミンの残り香」(第12回、2014年)、黒川祥子「壁になった少女 虐待」(第11回、2013年)、佐々涼子「エンジェルフライト」(第10回、2012年)、水谷竹秀「日本を捨てた男たち」(第9回、2011年)、角幡唯介「空白の五マイル」(第8回、2010年)
[主催者HP]
http://www.shueisha.co.jp/shuppan4syo/kaikou/index.html
(2016年10月時点)