[主催]
新潮文芸振興会
[第1回授賞年]
2002年
[解説]
「三島由紀夫賞」「山本周五郎賞」「小林秀雄賞」と並ぶ新潮四賞の一つで、ノンフィクション部門では、大宅壮一ノンフィクション賞(日本文学振興会)、講談社ノンフィクション賞(講談社)、小学館ノンフィクション大賞(小学館)、開高健ノンフィクション賞(集英社、一ツ橋綜合財団)とともに数少ない賞の一つになっている。前年7月から当年6月までの1年間に発表・刊行された中から、ジャーナリスティックな視点のみならず、その構成・表現において文学的な質の高さも併せ持つ作品に贈られている。第1回(2002年)の高木徹 「ドキュメント 戦争広告代理店」、第4回(05年)の中川一徳 「メディアの支配者(上・下)」、第5回(06年)の佐藤優 「自壊する帝国」、第11回(12年)の増田俊也「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」など、他のノンフィクション賞との同時受賞が多いのも特徴。
[ジャンル]
ノンフィクション
[募集形態]
非公募
[結果発表]
例年、8月末ごろの発表。
[賞品賞金]
記念品と、副賞として賞金100万円。
[選考委員]
恩田陸(作家)、櫻井よしこ(ジャーナリスト)、福田和也(文芸評論家)、藤原正彦(数学者)、保阪正康(作家)
[最近の結果]
石井妙子「原節子の真実」(第15回、2016年)、永栄潔「ブンヤ暮らし三十六年」(第14回、2015年)、清水潔「殺人犯はそこにいる」(第13回、2014年)、佐々木実「市場と権力」(第12回、2013年)、増田俊也「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」(第11回、2012年)、堀川惠子「裁かれた命」(第10回、2011年)、熊谷晋一郎「リハビリの夜」(第9回、2010年)
[主催者HP]
http://www.shinchosha.co.jp/prizes/documentsho/index.html
(2016年10月時点)