[主催]
新潮文芸振興会
[第1回授賞年]
2002年
[解説]
三島由紀夫賞、山本周五郎賞、新潮ドキュメント賞とともに「新潮四賞」と呼ばれる。日本における近代批評を確立した文芸評論家・小林秀雄(1902~83年)の生誕100年を記念して創設された。基本的に日本語による言語表現作品(ただし小説、戯曲、詩歌などのフィクションは除く)で、「自由な精神と柔軟な知性に基づいて新しい世界像を呈示した」作品に贈られている。前年7月1日から当年6月30日までの1年間に発表、刊行された作品を対象にしている。当初は毎回2作品が選ばれていたが、第4回(2005年)からは1作になった。もともとは1968年に創設された日本文学大賞が発祥で、88年に同賞が三島由紀夫賞、山本周五郎賞、新潮学芸賞に分離、さらに、新潮学芸賞が2002年に新潮ドキュメント賞と小林秀雄賞に分離し、今日に至っている。
[ジャンル]
評論随筆
[募集形態]
非公募
[結果発表]
例年、8月末ごろの発表。
[賞品賞金]
記念品と副賞として賞金100万円。
[選考委員]
加藤典洋(文芸評論家)、 関川夏央(作家)、橋本治(作家)、堀江敏幸(作家)、養老孟司(解剖学者)
[最近の結果]
森田真生「数学する身体」(第15回、2016年)、小熊英二「生きて帰ってきた男」(第14回、2015年)、山田太一「月日の残像」(第13回、2014年)、山口晃「ヘンな日本美術史」(第12回、2013年)、小澤征爾、村上春樹「小澤征爾さんと、音楽について話をする」(第11回、2012年)、高橋秀実「ご先祖様はどちら様」(第10回、2011年)、加藤陽子「それでも、日本人は『戦争』を選んだ」(第9回、2010年)
[主催者HP]
http://www.shinchosha.co.jp/prizes/kobayashisho/index.html
(2016年10月時点)