[主催]
東急文化村
[第1回授賞年]
1991年
[解説]
複合文化施設Bunkamura(東京都・渋谷区)を運営する東急文化村が、パリのドゥマゴ文学賞(1933年創設)にならって1990年に創設した文学賞。前年7月1日から、当年7月31日までの13カ月間に刊行された単行本または雑誌等に発表された小説、評論、戯曲、詩などの文芸作品のうち、先進性と独創性のあるものを対象に贈られている。選考には、作家、文学者の中から1年任期で1人があたるのが特徴になっていて、これまで、吉本隆明、辻邦生、城山三郎、筒井康隆、椎名誠、高橋源一郎などが務めている。第1回(91年)はフランス文学者で映画評論家の蓮實重彦の選考により、山田宏一の「トリュフォー」が受賞した。
[ジャンル]
文芸全般
[募集形態]
非公募
[結果発表]
例年、9月の発表。
[賞品賞金]
正賞の賞状、スイス・ゼニス社製時計と、副賞として賞金100万円。希望者はパリ・ドゥマゴ文学賞授賞式に招待される。
[選考委員]
2016年は亀山郁夫(ロシア文学者)
[最近の結果]
中村文則「私の消滅」(第26回、2016年)、武田砂鉄「紋切型社会」(第25回、2015年)、山浦玄嗣「ナツェラットの男」(第24回、2014年)、恩田侑布子「余白の祭」(第23回、2013年)、金原ひとみ「マザーズ」(第22回、2012年)、磯崎憲一郎「赤の他人の瓜二つ」(第21回、2011年)、朝吹真理子「流跡」(第20回、2010年)
[主催者HP]
http://www.bunkamura.co.jp/bungaku/index.html
(2016年10月時点)