[主催]
司馬遼太郎記念財団
[第1回授賞年]
1997年
[解説]
今も読み継がれる数々の歴史小説を世に送った作家・司馬遼太郎(1923~96年)の業績を顕彰した文学賞。文芸、学芸、ジャーナリズムの広い分野のなかから、創造性にあふれ、さらなる活躍を予感させる作品に贈られる。第8回(2004年)までは、個人または団体とその業績に贈られていたが、第9回からは作品が対象になった。作家、学識者、文化人のほか、全国の報道機関にアンケートをとり、候補作品を集計。その後司馬遼太郎記念財団を構成しているマスコミ11社による候補選定委員会の選定作業を経て、選考委員会によって決定されている。授賞式は司馬遼太郎の命日「菜の花忌」(2月12日)に行われる。主な受賞者・受賞作に立花隆(第1回、1997年)、塩野七生(第2回、98年)、関川夏央(第4回、2000年)、宮部みゆき(第5回、01年)、北方謙三「水滸伝 全19巻」(第9回、05年)、浅田次郎「お腹召しませ」(第10回、06年)、原武史「昭和天皇」(第12回、08年)などがある。
[ジャンル]
文芸、学芸、ジャーナリズムの広い分野
[募集形態]
非公募
[結果発表]
例年、11月下旬から12月上旬ごろの発表。
[賞品賞金]
正賞の懐中時計と、副賞として賞金100万円。
[選考委員]
井上章一(建築史家)、後藤正治(作家)、辻原登(作家)、柳田邦男(作家)
[最近の結果]
葉室麟「鬼神の如く」(第20回、2016年)、飯嶋和一「狗賓童子の島」(第19回、2015年)、伊集院静「ノボさん」(第18回 2014年)、沢木耕太郎「キャパの十字架」(第17回、2013年)、赤坂真理「東京プリズン」、片山杜秀「未完のファシズム」(第16回、2012年)、伊藤之雄「昭和天皇伝」、辻原登「韃靼の馬」(第15回、2011年)、楊海英「墓標なき草原(上・下)」(第14回、2010年)
[主催者HP]
http://www.shibazaidan.or.jp/shibasho/
(2016年10月時点)