[主催]
本屋大賞実行委員会
[第1回授賞年]
2004年
[解説]
年々縮小傾向の出版市場にあって、本と読者の間に立つ書店員が、売れる本を作っていき、出版界に新しい流れを作っていこうと、2003年に始めた文学賞。全国の書店で働く書店員有志が運営。日本の小説を対象に、前年12月から当年11月までの1年間に刊行された小説の中から、書店員自身が自分で読んで「面白かった」、「お客様にも薦めたい」、「自分の店で売りたい」と思った本を選び投票する。また、新刊本だけでなく、過去に出版された本の中から、時代を超えて残る本や、いま読み返しても面白い本を選び出す「発掘部門」も設けられており、既刊本市場の活性化を狙ったユニークな企画となっている。また、第9回(12年)からは「翻訳小説部門」も始まった。第1回(04年)受賞の小川洋子「博士の愛した数式」は、06年に映画化され、寺尾聰と深津絵里の共演で話題を呼び、第18回東京国際映画祭特別招待作品となっている。
[ジャンル]
小説
[募集形態]
非公募
[結果発表]
例年、4月の発表。
[賞品賞金]
正賞としてクリスタルトロフィー、副賞として図書カード10万円分とユーキャン特別賞。
[選考委員]
新刊を扱う全国の書店員(アルバイト、パートを含む)。
[最近の結果]
宮下奈都「羊と鋼の森」(第13回、2016年)、上橋菜穂子「鹿の王」(第12回、2015年)、和田竜「村上海賊の娘」(第11回、2014年)、百田尚樹「海賊とよばれた男」(第10回、2013年)、三浦しをん「舟を編む」(第9回、2012年)、東川篤哉「謎解きはディナーのあとで」(第8回、2011年)、冲方丁「天地明察」(第7回、2010年)
[主催者HP]
http://www.hontai.or.jp/index.html
(2016年10月時点)