[主催]
新潮社
[第1回授賞年]
1969年
[解説]
新潮社の三大新潮賞(「日本文学大賞」「日本芸術大賞」「新潮新人賞」)の一つとして、1968年に創設された。第31回(99年)に評論・ノンフィクション部門も設けられたが、第40回(2008年)からはまた小説だけになった。未発表の作品を募集している。第1回(1969年)は、北原亞以子「ママは知らなかったのよ」。以下主な受賞者・受賞作に、第8回(76年)の笠原淳「ウォークライ」、第17回(85年)の米谷ふみ子「過越しの祭」、第34回(2002年)の中村文則「銃」、第37回(05年)の田中慎弥「冷たい水の羊」などがある。第44回(2012年)の高尾長良「肉骨茶」は最年少(19歳)での受賞。
[ジャンル]
小説:未発表作品、短編も可。
[募集形態]
公募:400字詰250枚以内(ワープロの場合は400字換算)
[結果発表]
例年、3月末の締め切りで、9月の発表。
[賞品賞金]
正賞の特製記念ブロンズ楯と、副賞として賞金50万円。
[選考委員]
大澤信亮(文芸評論家)、川上未映子(作家)、鴻巣友季子(翻訳家)、田中慎弥(作家)、中村文則(作家)
[最近の結果]
鴻池留衣「二人組み」、古川真人「縫わんばならん、その空白ば」(第48回、2016年)、高橋有機子「恐竜たちは夏に祈る」(第47回、2015年)、高橋弘希「指の骨」(第46回、2014年)、上田岳弘「太陽」(第45回、2013年)、高尾長良「肉骨茶」、門脇大祐「黙って喰え」(第44回、2012年)、滝口悠生「楽器」(第43回、2011年)、小山田浩子「工場」、太田靖久「ののの」(第42回、2010年)
[主催者HP]
http://www.shinchosha.co.jp/prizes/shinjinsho/index.html
(2016年10月時点)