[主催]
新潮社
[第1回授賞年]
2002年
[解説]
応募は女性の書き手に限られる。当初は「女性が書く、性をテーマにした小説」と銘打っていたが、いまや女性が性を書くことはタブーではなくなり、性をテーマとする新人賞としては、一定の社会的役割を終えたとして、第11回(2012年)からは「女性ならではの感性を生かした小説」と改めた。応募作はまず新潮社の女性編集者で候補を絞り、そのあと選考委員の審議で決定される。また、書けないけれど読むのは大好きという読者のために「読者賞」も設定。Web上に公開した最終候補作について女性読者からの感想を募集している。さらに協賛の吉本興業を代表して、女性芸人の友近が友近賞を選定する。
[ジャンル]
女性ならではの感性を生かした小説
[募集形態]
公募:400字詰め原稿用紙換算で30~50枚まで(目安として、ワープロ原稿なら1行40字で、300~500行まで)、横書きで、ファイル形式はテキスト。一人3作品まで応募可。
[結果発表]
例年、10月末の締め切りで、翌年4月の発表。
[賞品賞金]
大賞は賞金30万円、読者賞は10万円、ともに副賞としてタニタの体組成計。友近賞は賞金5万円。
[選考委員]
辻村深月(作家)、三浦しをん(作家)
[最近の結果]
大賞:町田そのこ「金魚鉢、メダカが二匹」(第15回、2016年)、秋吉敦貴「ルーさん」(第14回、2015年)、仲村かずき「とべない蝶々」(第13回、2014年)、朝香式「マンガ肉と僕」(第12回、2013年)、深沢潮「金江のおばさん」(第11回、2012年)、田中兆子「べしみ」(第10回、2011年)、受賞作なし(第9回、2010年)
[主催者HP]
http://www.shinchosha.co.jp/r18/
(2016年10月時点)