マルタン・マンジェラ、アン・ドムルメステール、ヴェロニカ・ルノワなど、ベルギー出身の若手のデザイナーたち、およびそのコンセプトをいう。シャビールック、ネオマスキュリンなど、飽食の1980年代ファッションに新しい風穴をあけ、多くのデザイナーに影響を与えた。ベルギー派に共通している点は、技術に裏付けされた、人間のボディーへのしっかりした構成力をもっていること、貧しさを美しく見せるピューリタン的な詩情をもっていること、さらに、新人にありがちな、奇をてらったアイデアにとどまらず、クオリティーのある日常着を打ち出していることである。