イタリアファッションといえば、アルマーニを頂点とする高級ブランドを主に、デパートや大手商社によって輸入されていた。1995年ごろからリアルクローズがファッションの主流になり、並行輸入によるイタリアの中級ブランド品を扱うセレクトショップが増えた。シンプルで着やすく、品質にあった価格で、従来のステータスブランドとは異なる展開を見せている。イタリアではもともとファッションは基幹産業であり、もの作りがトータルで行われているという生産の背景がある。また、代々ファミリーでやっている工場が多く、少量の注文にも応じられるという利点がある。