フライデーウエアともいう。1991年頃アメリカの企業で始まった金曜日のオフィスウエアの動き。サマータイムの期間中に「ドレスダウンデー」「カジュアルデー」などと称して金曜日くらいは半ドン気分でカジュアルウエアを着ることを許可する動きが始まり、これが年間を通して実行されるようになった。日本では男性のオフィスウエアは堅いスーツ一辺倒だったが、週休2日制を実施する企業がふえたことや、市場のカジュアル化の流れからオフィスでリラックスした服の必要性がいわれるようになってきた。一方、不況や低価格スーツの攻勢で国内のアパレルメーカーは苦境に立たされたことから、業界は、需要拡大のためのキャンペーンとしてフライデーカジュアルに注目。スーツ以外の需要拡大を目めざしている。あくまでオフィスウエアなので、ソフトスーツやジャケットとパンツの組み合わせに、ノーネクタイでも着られるシャツやポロシャツ、セーターを合わせるスタイルが中心。