学校の制服のことであるが、最近、森英恵、花井幸子、山本寛斎、鳥居ユキ、コシノヒロコなど著名デザイナーがデザインする制服がふえている。その背景としては、DCブランドに慣れ親しんだ生徒たちにとって、既存の制服では不満で校則破りにつながりやすいこと、また1989年をピークに生徒数が減少するため、生徒獲得作戦の一つとして学校が力を入れていること、などがあげられる。ウエアからソックス、カバン、サブバッグなどトータルなイメージで統一してあり、一式そろえると1人十数万円はかかり、大きなライセンスビジネスでもある。実際にファッショナブルな制服を採用したため応募者が増加し、偏差値が上がった学校もあり、関係者の関心を集め、コレクションショーまで行われている。