夜の正装、燕尾(えんび)服に準ずる男性の夜の略礼装。拝絹(はいけん)とよばれる厚手の絹織物を襟返しに用いたショールカラーのジャケット、両側に絹のブレードのついたパンツ、黒の蝶ネクタイというのが代表的なスタイル。アメリカ・ニューヨーク州タキシード公園にあるクラブの夜の会合に着用されたことからこの名がついた。イギリスではディナージャケット(dinner jacket)という。タキシード・ルックという場合は、男物の布地のジャケット、絹のブレードの付いたパンツ、黒の蝶ネクタイやリボンなどを用い、タキシードのイメージを取り入れた女性のスタイルで、ハイヒールをはいて女性らしさをアピールする。