衣類にかかった雨や水滴が輪染みとなって残ったり、その部分が変色する現象のこと。シルクやウール、レーヨンに起こることが多く、またピーチスキンなど薄起毛調の新合繊でも、この現象が起きる場合がある。もともとシルクなどは水で膨れたり縮んだりして光沢が変化しやすい繊維。薄起毛調のものは高密度の超極細繊維を起毛させてあるため、水滴がついた部分の毛羽が乱れて輪染みや変色を起こす。また、柔軟剤など加工剤を使ったものは、水滴で加工剤が移動して輪染みになる恐れもある。クリーニングでも戻らないものもあり、防止対策などが課題となっている。