便利さ、実用性だけでなく、ファッションを楽しむことも考えた障害者、高齢者の服や服飾雑貨のこと。1996年、「岐阜ファッションフェア」での提案が話題となり、行政、医療、福祉、アパレル業界関係者が集まって岐阜県ノーマライゼーションファッション推進委員会が発足した。これが母体となり障害者・高齢者衣服研究交流会、日本リハビリテーション工学協会の支援を受け、ユニバーサルファッション協会が99年に発足した。「障害者、高齢者にとって便利なファッションは健常者にも便利で、一般市場の活性化にもつながる」とし、障害者、高齢者ファッションの研究、開発、普及だけでなく、健常者との共有ファッション、介護用品、福祉機器のファッション化にも取り組んでいる。