東京・渋谷109(とうきゅう)ビルを通称マルキュウとよぶ。そこで生まれたファッションを指す。ギャル系ファッションの聖地として世界でも稀有な存在。厚底サンダル、ガングロ、カリスマ店員など、社会現象としても話題を振りまくなど、広くマスメディアにも注目されている。「アルバローザ」「セシルマクビー」「ココルル」などが代表的ブランドだが、ここに来て「ソードフィッシュ」などマルキュウ卒業生や大人の女性に向けた「オネエ系」ブランドが充実、2003年度は過去最高の売上高を記録した。ハワイアン調の「ロコ系」から「セレブ系」まで微差異を競うテナントの多彩さは海外のファッション関係者にも高い関心をもたれている。