古い記録や公文書、またそれら記録の保管施設をいう。ファッションの分野ではブランドの過去の作品保管室や資料室を指すことが多い。老舗の若手デザイナー起用が相次いだこともあり、ブランドのオリジナリティーの宝庫であるアーカイブに着目したコレクションや商品企画が相次いでいる。「グッチ」や「イヴ・サンローラン」「ランバン」そして「プラダ」は、1960年代の「ホリデー&ブラウン」の名作テキスタイルを独占的に使用した。誰でも取り入れられるビンテージとは異なり、アーカイブはかかわりのある人だけが入手できる特権的なアイデアソースである。