ヤッピーに象徴される新富裕層が台頭した1980年代のリッチでパワーを感じさせる服。キャリアアップ志向を反映して、威嚇的な大きく厚いパッド、絞ったウエスト、丸味を強調したタイトなヒップラインなど、セクシーだが「強さ」を漂わせるボディーコンシャスが全盛であった。アズディン・アライヤやクロード・モンタナ、ティエリー・ミュグレーが流行をリードしていた。2003年には大きな襟や肩の、逆三角形のシルエットが復活したが、パッドのないリラックスしたボリュームに変わり、シャープだが優しさと余裕を感じさせる女性像に代わっている。