「路地裏」がトレンドスポットとして注目されている現象。もともとは地価高騰した表通りを避け、小さく個性的なショップが路地を入った「裏」へ出店したことで起こっている。東京・原宿の明治通りと表参道に挟まれた一角、裏原宿が象徴的な街。デザイナーのNIGO(長尾智明)とJONIO(高橋盾)、DJの藤原ヒロシ、おもちゃコレクターの岩永ヒカルなどがカリスマ的存在となって、マイナーながらこだわりのある、裏原宿スタイルを作り出した。数量が少なく入手しにくい商品を求めて男子たちが行列を作るようになり、表通りに匹敵する注目スポットになった。最近では、仙台や福岡、大阪などでも裏現象が起きている。