海外ブランドが集積する東京・銀座で出店競争が続いている。再開発に伴う物件の供給増、東京都中央区が定めた建築容積率の緩和などを追い風に老朽化したビルの建て替えなども加わった。ユーロ高で減速感が出ていたラグジュアリーブランドも富裕層や働く女性の消費で明るさが戻り、出店を後押ししている。晴海通りのグッチ、ジョルジオ・アルマーニの国内最大店、エルメスの増床予定等、スーパーブランドの出店は一段落したものの、中堅、新興ブランドの進出、出遅れていた有名ブランドと先発組のさらなる拡張が入り乱れ、海外ブランドの銀座戦争はさらに激化している。