共に働く、協力するの意味だが、最近はブランドとショップ、ブランドとブランド、ブランドと雑誌などの共同企画、二つのネームをブランドタグにつけているダブルネーム商品など、他企業との協業を指すことが多い。ファッション界では、ファッション性プラスハードウエアの結び付けが多い。「エルメス」と「プジョー」の自転車、「吉田カバン」と藤原ヒロシの「ポーターズ」、「ソニー」と「吉田カバン」の「スマートバッグCX」などが火付け役だが、最近では「NTTドコモ」と「ゼロハリバートン」のPDAケース「シグマリオン」、川久保玲と「10(ディエチ)コルソ・コモ」などの店作り、古着屋と映画など、取り組みも多岐にわたってきた。これからも活発化すると予測されるが、草分け的存在である「吉田カバン」がコラボレーション戦略を控え始め、ブランドの原点回帰の姿勢を見せているのが、今後の方向性の一つを示唆している。