バイヤーやオーナーが独自の審美眼で、高感度なブランドや商品を厳選し独自性を出しているショップのこと。一つのブランドだけで売り場を構成するブランドショップ、オンリーショップに対する意味で生まれた言葉。最近ではメーカーが運営するショップでも、自社ブランドと仕入れをした雑貨などを組み合わせたセレクト形式のショップが増えているが、乱立気味で独自性が薄れ、「セレクト」の意味が問い直されている。また、洋服を軸として、統一されたセンスで選ばれたCD・レコードショップ、花屋、化粧品コーナー、ギャラリー、カフェ等を併設したミニ「十貨店」的なライフスタイル型複合ショップも増加している。パリの「コレット」が先駆者的存在。