若年層のゆかたブームが成熟してきた。男性用は花火大会などに向けた、初心者の購入がまだ多く、ゆかたに新味は乏しいが、アンクレットやトウリングなどアクセサリーに、ファッション性が増している。女性では「和」の伝統を洋装の視点で楽しむ手法と「キモノ」としてフォーマルに着こなす流れがある。「ディズニープリンセス柄」や、レースの半襟、フリルの兵児帯(へこおび)、コルセット状の「オビスチェ」と言われる帯などは洋服感覚の代表。半襟や帯締めをして足袋を履いたりする「お出かけ」コーディネートも流行したが、洋服化したアイデアに押され気味であった。ネックレス、アンクレットなど洋物アクセサリーのコーディネートが最近の特徴である。