デザイナーの個性が強く打ち出されたプリント柄。「エミリオ・プッチ」、「レオナール」など、柄が象徴になっている老舗ブランドや、「イーリー・キシモト」、「ミナ」(皆川明)など、服も手掛けるテキスタイルデザイナーが脚光を浴びている。また「キャシャレル」のプリントを手掛けたシリア・バートウェル(1960年代に活躍)、「ルイ・ヴィトン」の「グラフィティ」で注目されたスティーブン・スプラウス(80年代に活躍)など、伝説のデザイナーもリバイバルした。プリント柄にアート性が求められ、服や服飾グッズがテキスタイルやグラフィックデザイナーにより作品化するという、新しい傾向が起こり始めている。Tシャツの柄にも同じ傾向が見られる。