なにごとについても必ずひとこと意見をいわずにはいられない人。多くを語るのではなく、ほんの少し理屈をいったり、注釈を加えたりするような人をいう。「いちごんこじ」とも読む。「居士」は、サンスクリット(梵語)のKulapatiからの語で、家にいる男子のことをさし、出家しないで家にいて仏道を修行する男子をいう。また、在家の男子が死亡した後に、法名の下につける語。女性の場合は大姉をつける。
〔例〕「お父さんは一言居士だから、なにかいわないと気がすまないのよ」などと、少し軽蔑したような気持ちをこめて使うことが多い。