1000里ほどの遠くがひと目で見渡せること。ながめが広々としてすばらしいようす。「一望」は「一眸」とも書き、ひと目で見渡すという意味。
〔例〕広々としたさまやながめのよさを表現するのに、「北海道は緑の畑が広がっていて、まさに一望千里のながめである」とか、「高層マンションの最上階は、まさに一望千里ですね。あたりが全部見渡せて、すばらしいながめですわ」などと使う。
〔類〕一望千頃(いちぼうせんけい)/一望無垠(いちぼうむぎん)
――「千頃」は、きわめて面積の広いことの意味で、「頃」は100畝をさす。