1度手を挙げて1度体を動かすという意味から、手や足の動かし方の細かい一つ一つの動作のこと。また、わずかな動作やふるまい。この意味を表す言葉に「一挙手一投足」もある。
「一挙手一投足」は、わずかな努力という意味があり、『韓愈(かんゆ)―応科目時与人書』に、「如有レ力者、哀二其窮一而運二転之一、蓋一挙手一投足之労矣」とある。
〔例〕「今日はじめてお会いしましたが、お子さんの一挙一動があなたにそっくりなのに驚きました」といったり、「新入社員を知るためには、彼らの一挙一動をよく観察してみることが大切です」などと使ったりする。