言葉や詩文などに含蓄のある深い意味が隠されていること。表立った意味以外の内容を含んでいること。言葉の内容が深いこと。
『朱熹(しゅき)―論語序説』に、「程子曰、頤自二十七八一、読二論語一、当時已暁二文義一。読レ之愈久、但覚二意味深長一」と記されている。
〔例〕はっきりとは表現しないが、言葉の裏側に隠された意味があるということで、「彼女のさっきのせりふは、意味深長だったね。あれ、おまえに対する愛の告白だよ、きっと」というように使う。また、「あまり意味深長な言葉づかいをすると、いわんとすることがわからなくなってしまう。できるだけ率直な言い方をしたまえ」などと使ったりする。