多くの雲が発生しわき起こったとき、蛇が竜に変わって天にかけ昇るという意味から、武勇に秀でた英雄が活躍する機会を得て、思う存分に行動することをいう。「うんじょうりょうへん」とも読む。
『史記（しき）―彭越伝・賛』に、「得_レ摂_二尺寸之柄_一、其雲蒸竜変、欲_レ有_レ所会_二其度_一」とある。

〔例〕新入社員へのスピーチなどで、「わが社に入社なされたみなさん。みなさんの前途は洋々としています。蛇が竜に変わるごとく、これを雲蒸竜変と申しますが、日々努力され、精進され、いつしかわが社のトップとなり、わが社の発展のために尽くしていただきたいと心から願っております」というように使う。
〔類〕雲蒸竜騰（うんじょうりゅうとう）