生まれながらに容姿のととのった美女は、短命であることが多いという意味から、美人はとかくふしあわせであるということ。
『蘇軾(そしょく)―薄命佳人詩』に、「自レ古佳人多命薄、閉レ門春尽楊花落」とあるところから。
〔例〕「佳人薄命の言葉どおり、彼女もまた数奇の運命をたどることになりました」とか、「夏子さん、体にはくれぐれも気をつけろよ。佳人薄命というからね」などと使ったりする。
〔類〕美人薄命(びじんはくめい)