中国の戦国時代の戦法。「合従」の「従」は「縦」のことで、強国である秦に立ち向かうために南北に並ぶ小国が連合した。「連衡」の「衡」は「横」のことで、すなわち東西をさす。「合従」の策が失敗した後、諸国がそれぞれに秦と和睦し、同盟を結んだことをいう。転じて、強敵に対抗するためにあみだされた巧妙な戦略や方策をいう。
『史記(しき)―孟子伝』に、「天下方務二於合従連衡一、以二攻伐一為レ賢」とある。
〔例〕「今後、われわれ小企業が大手企業と張り合い、生きのびていくためには、合従連衡などあらゆる方策を、徹底的に検討する必要があると思います」などのように使ったりする。