歩く、止まる、坐る、臥(ふ)すの四つは動作の基本であり、仏教では四威儀という。転じて、日常の立居ふるまいのこと。また、日常、ふだんということもさす。「ぎょうじゅざが」とも読み、「行住座臥」とも書く。
『本朝文粋(ほんちょうもんずい)―十三・為左大臣供養浄妙寺願文〈大江匡衡〉』に、「行住坐臥、事二三宝一、造次顛沛、必二一乗一」とある。
〔例〕「社員たる者、行住坐臥、いかなる場合でも、社の繁栄を念頭に浮かべてほしいだってさ、頭がかたいんだよな、あの社長。これじゃ、息が詰まってしまうね」などのように使う。
〔類〕常住坐臥(じょうじゅうざが)/日常坐臥(にちじょうざが)