大波が荒れ狂うようす。転じて、世の中の規範、秩序がひどく乱れているさまをたとえていう。「狂瀾」も「怒濤」も、波が荒れ狂うさまの意味。「瀾」は、激しく動く波のことで、「濤」は、海の大波のことをいう。「狂乱怒濤」と書くのは誤用。
〔例〕「ソ連のペレストロイカに始まった民主化の波は、狂瀾怒濤のごとく東欧諸国に広がっていった」などのように使う。
〔類〕疾風怒濤(しっぷうどとう)/暴風怒濤(ぼうふうどとう)