きわめて大切な法律、または規則。転じて、自己の主義主張を守るための絶対的なよりどころ。「科」と「条」はともに、法律の意味。「金」と「玉」はともに、大切なものの意味。
『揚雄(ようゆう)―劇秦美新』に、「懿律嘉量、金科玉条、神卦霊兆、古文畢発、炳煥照耀、靡レ不二宣臻一」とある。
〔例〕「初代社長の掲げた5か条の言葉を金科玉条として、堅実な経営を心掛けてきました」とか、「当店はお客さま第1主義である、これは店長の口ぐせだけれど、お客さまへの奉仕を金科玉条にされると、残業も安月給も、みんな正当化できるわけよね」というように使う。