じっと我慢して、心が揺らがないこと。「堅忍」は、意志がかたく耐えること。「不抜」は、確固としていて動じないこと。意志強固なことをいう。
『蘇軾(そしょく)―錯論』に、「古之立二大事一者、不三唯有二超世之才一、亦必有二堅忍不抜之志一」とある。
〔例〕「陶芸家一筋で30年。やっときみの作品も評価されてきたようだ。堅忍不抜の精神をもって取り組んできた成果ですね」というように、相手の努力をほめるようなときなどに使う。
〔類〕堅忍持久(けんにんじきゅう)/志操堅固(しそうけんご)