なにもしないで長い間むだに日を過ごして、物事を長びかせていること。曠久。「曠日」は、なにもしないで無為に日を過ごすこと。「弥久」は、長びくことという意味。「曠日彌久」とも書く。
『韓非子(かんぴし)―説難』に、「夫曠日弥久、而周沢既渥」とあり、また、『日本外史(にほんがいし)―一』に、「我前後防レ敵、曠日弥久、諸国源氏来会、勝敗未レ可レ知也」と記されている。
〔例〕「PTAの校則改正の意見書に対する学校側の回答はまだ来ません。もう提出してから3か月もたっているのに、学校側は態度を明らかにしないのです。曠日弥久を決め込んで、うやむやにするつもりなのでしょうか」などと使ったりする。
〔類〕曠日持久(こうじつじきゅう)