言動に根拠がなくでたらめであること。「荒唐」は、言葉や考え方に根拠が認められないこと。「無稽」は、根拠がないこと。でたらめ。
〔例〕「剣の達人である主人公が、悪者を次々に打ち倒していくというような荒唐無稽な時代劇を、よくも飽きずに見ていられるね」とか、「中村監督が演出した映画は、あまりに非現実的だとけなす人もいるが、一見、荒唐無稽と見える裏側に真実が隠されているのだとわたしには思える」などと使ったりする。
〔類〕荒唐不稽(こうとうふけい)/荒誕不稽(こうたんふけい)/荒誕無稽(こうたんむけい)/無稽荒唐(むけいこうとう)/妄誕無稽(もうたんむけい)
――「荒誕」と「妄誕」は、言葉や考え方に根拠が認められないこと。