世界中の人々は、すべて兄弟同様に仲よくし、愛し合わなければならないということ。「四海」は、四方の海の内、天下、また世界中という意味。「しかいきょうだい」とも読む。
『論語(ろんご)―顔淵』に、「君子敬而無レ失、与レ人恭而有レ礼、四海之内、皆兄弟也。君子何患三乎無二兄弟一也」とあるところから。
〔例〕「テレビや新聞を見ていると、世界のどこかで争いが起こっている。しかし、四海兄弟の気持ちを忘れず、根気よく努力していけば、必ずいつの日か地球に真の平和がやってくることを信じたい」というように、人々に愛を呼び掛けるようなときなどに使う。
〔類〕四海同胞(しかいどうほう)