生存競争の結果、自然環境に順応する生物のみが生存して子孫を残し、順応できなかった生物は滅びるということ。イギリスの博物学者チャールズ・ダーウィンが『進化論』で主張した言葉。英語のnatural selection(ナチュラル・セレクション)の訳で、「自然選択」という訳語もある。
〔例〕「技術開発をおこたった企業が脱落していく。これは自然淘汰だよ。時代に対応しきれない企業が滅びる。自然界も、経済界も同じだ。わが社も、もっと積極的な研究開発を推進しようじゃないか」といったり、「この川には、ほぼ100万匹の稚アユが放流されますが、自然淘汰により、生き残るのはその40パーセントだといわれています」などと使ったりする。