7度転げまわり8度倒れるという意味から、転げまわるほどに苦しみが大きいようす。また、ひどく混乱していることのたとえ。「しちてんはっとう」「しってんばっとう」とも読み、「七顛八倒」とも書く。
『朱子語類(しゅしごるい)―梁恵王・下』に、「只当二商之季一、七顛八倒、上下崩頽、忽於二岐山下一、突二出許多人一」とある。
〔例〕「台本のできをほめていただき、ありがとうございます。まさに七転八倒、ない知恵をしぼったかいがありました」と使ったり、「彼は日ごろの不摂生がたたったのか、激しい胃痛におそわれ、七転八倒して苦しみました」などのように使ったりする。