なにをやってもうまいぐあいにいかないとか、大失敗をしでかしたなどのことのために、自分で自分のことを見捨てて、すてばちな態度をとること。やけくそな態度になること。
『孟子(もうし)―離婁上』に、「自暴者不レ可二与有一レ言也、自棄者不レ可二与有一レ為也。言非二礼義一、謂二之自暴一也、吾身不レ能二居レ仁由一レ義、謂二之自棄一也」とある。
〔例〕「佐藤くんにふられたくらいで、自暴自棄になるなんて、ミドリしっかりしてよ」といったり、「社会の無理解がもとで、自暴自棄におちいった少年はその後も、犯罪を繰り返して深みにはまっていった」などのように使ったりする。