曲がっている杓子の柄を定規にするということから、正しくない基準によってものをはかろうとすること。転じて、なにもかも同じ基準や考えによって物事をはかろうとすること。融通のきかないこと。形式主義。
〔例〕「校則も杓子定規になると、生徒の人権を無視するような事態が起こる」とか、「大人には大人の論理があるだろうけれど、ぼくらにはぼくらなりの若者の論理があります。杓子定規で、なにからなにまでしばりつけられるのでは、ぼくらはたまりません」などのように使う。
〔類〕古文真宝(こぶんしんぽう)