身分不相応にぜいたくでおごった暮らしをし、みだらな行いをすること。度をはずれたおごりをして遊興にふけること。「奢侈」は、ぜいたくをする、おごること。「淫佚」は、みだらな行為にふけることという意味。「奢侈淫逸」とも書く。
〔例〕「彼は身につけるものすべて一流、飲みにいくのも一流の店だっていうもっぱらのうわさだが、あの若さで分不相応に奢侈淫佚にふけっていると、いずれろくなことはないぞ」といったり、「奢侈淫佚の果てに、3代続いた家業をたたんで、彼は夜逃げ同然、この町を去っていった」などと使ったりする。
〔類〕驕侈淫逸(きょうしいんいつ)/驕奢淫逸(きょうしゃいんいつ)