自らの身を修め、行いを正しくし、家庭をきちんと整(斉)えること。「修身斉家 治国平天下(ちこくへいてんか)」という形でよく使われる。
『礼記(らいき)―大学』に、「古之欲レ明二明徳於天下一者、先治二其国一。欲レ治二其国一者、先斉二其家一。欲レ斉二其家一者、先脩二其身一。欲レ脩二其身一者、先正二其心一。欲レ正二其心一者、先誠二其意一。欲レ誠二其意一者、先致二其知一。致レ知在レ格レ物」とある。
〔例〕「田中くん、きみはたしか、結婚して10年になるはずだ。こういってはなんだが、女性のうわさが絶えないようだ。修身斉家、家庭のことをもっと考えたほうがいい。出世にも差し支えるよ」などと使う。